【Maya】リガーのためのQuaternion(オイラー角回転順序の変換)
前回に続きQuaternionノードの便利な使い方をご紹介してみたいと思います。
早速ですが最終的な結果を短い動画にしました。
まったく同じ回転をしているオブジェクトが2つあると思います。
動画の中の2つのオブジェクトは階層もオイラー角の回転順序も異なります。
左側はソースオブジェクトです。右側はソースオブジェクトの回転が変換されて動いているオブジェクトです。
動画ではわかりませんが親階層もあり、その親階層の回転もバラバラです。
動画の結果を見て、
「Orient/Parentコンストレイントでも同じことができるんじゃ・・?」
と思った方がいらっしゃるかもしれません。
そのとおりです。コンストレイントを使っても解決できます。
できるんですが、コンストレイントを使わずに同様の結果を得たいことってありませんか?ありますよね?
わざわざノードを組まず、計算式だけで結果が知りたいときとか。ありますよね!?
実は、たいしたことをしていません。
「回転の表現方法をQuaternionにしてからオイラーに戻す」
これだけです。
そもそも回転順序というのはオイラー角表現だけのものですから、別の表現方法に変えてしまえばなんてことはないということです。
とても便利に使えますね。
今回はこれで以上になります。